流祖である長谷川主税佐尉英信と二代、荒井兵作尉正継は信州松代藩と関係の深い武芸者でありました。

松代藩家老の鎌原桐山は、真田家六代、七代、八代の藩主に仕え晩年には朝陽館漫筆を編集し、この中で二代、荒井兵作について優れた武芸者であったことを紹介しています。

「又日熊谷兵作ト云者やわらヲ鍛錬シ而教エケル少分成者ノ上不仕合有而所ヲ立退江戸ヘ出師家ヲ立渡世トスル間ニ彌功績而今ハ荒井清哲(荒井兵作)ナド名乗リ而(以下省略)」松代藩はもとより江戸でも一世風靡した長谷川流を継承した荒井兵作を賞賛しました。

扨々是より前、元和元年 真田伊豆守の臣従である桑原市左衛門は、大坂の陣にて武功を立て特筆せられし事、真田家御武功記に見ゆる。

松代城(長野市松代町)

西念寺(長野市指定史跡)

藩政時代、桑原家の菩提寺であった松代町の西念寺。

徳川家に由来する名刹である。

 

真田宝物館には、桑原家の資料が収蔵されています。 

 

桑原家と密接な関係であった松代藩家老 望月家 廟所。

 

郷土の偉人 佐久間象山先生 廟所 (松代町/蓮乗寺)